リバティプリント生地の特徴と取り扱い生地一覧

タナローンは、リバティプリントの中でも最も人気のある生地です。

その最大の特徴は、100%コットンでありながらシルクのような滑らかな質感と光沢を持つ点です。 極細の綿糸を高密度で織り上げることで、しなやかで柔らかな手触りを実現しています。 通気性が良く、快適な着心地を提供するため、ドレスやブラウス、スカートといった衣料品に最適です。また、スカーフやハンカチとしても利用され、美しいデザインがアクセントになります。その優れた品質とデザイン性から、多くのデザイナーやハンドメイド愛好者、リバティプリントのファンに支持されています。

エアリーコットは、その名の通り非常に軽量で柔らかいコットン生地です。その軽さは赤ちゃんの肌着に使われるほど。ふんわりとした起毛、あたたかくやさしい肌触りが特徴です。2014年10月から発売開始され、温かみがあるので秋冬に人気のリバティプリント生地です。

リバティ・ファブリックスのコーデュロイ生地。コーデュロイはパイル織物の一つで、やわらかな手触りと風合いのビロード織物です。綿素材でありながら高い耐久性を持ち、肌触りも柔らかです。縦の畝(うね)があることで凸凹に空気を蓄えることができ、保湿性・吸湿性に優れています。独特の毛羽立ちから感じられる光沢とふんわりとした色合い、生地の凹凸感が魅力的で、なで毛は光沢感があり、逆毛は色が濃く見えます。その豊かな質感と保温性から、寒い季節にぴったりの素材です。

フランダースリネン生地は、現在のベルギー・フランス・オランダにまたがるフランダース地方で採れる、最高品質のリネンを使用した生地です。吸湿性と速乾性に優れ、水に濡れるたびに強度が増すので繰返しの洗濯で傷みにくく、長く使用することができます。この生地は、通気性が良く、使い込むほどに柔らかくなるため、長く愛用できます。夏のシャツやドレス、パンツに最適で、ナチュラルな風合いがリラックスしたスタイルを演出します。また、テーブルクロスやカーテンなどのインテリアアイテムとしても人気があり、そのシンプルでエレガントな質感がどんな空間にもマッチするリバティ・ファブリックスです。

シェラトンジャージは、綿100%のジャージ生地で、一般的なジャージ素材より伸縮性が少なく、扱いやすいのが特徴です。薄手ですが適度な生地の厚みがあり、タナローンよりはシワになりにくく、しなやかで柔らかな風合いで、通気性も良いので動きやすい一着を作るのに最適です。ベビーウェアや子供服にも適しており、その柔らかさと快適さが小さな子供にも安心です。シェラトンジャージは、体にフィットしつつも締め付け感がなく、日常の様々なシーンで快適に過ごせるリバティ・ファブリックスです。

コットンボイル生地は、織り目の密度が粗い平織の綿100％のコットン生地です。通常の糸より強く撚られた強撚糸を使用するため、シャリ感があり、軽やかなさらっとした肌触りが心地良い、通気性が高く透け感のある、清涼感がある生地です。この生地は、夏のブラウスやドレス、スカーフに最適で、軽やかなカーテンやデコレーションアイテムとしても活用できます。涼しげな見た目と柔らかさが特徴のリバティ・ファブリックスです。

リバティ・ファブリックスのコットンシルクは、綿65%とシルク35%の生地で、綿の吸水性と、シルクの吸湿性・保温性がバランスよく活かされた生地です。シルクを含んでいるので、控えめな光沢があり、なめらかでシワになりにくい生地でコットンの柔らかさとシルクの光沢を兼ね備えた高級感のある生地です。肌馴染みが良く、吸湿性・放湿性などの機能性にも優れています。肌触りが良く、見た目にも上品で、特別な日の装いにぴったりの素材です。

帆布(はんぷ)は、太い糸で高密度に織られた厚手の平織布のことです。肉厚でしっかりとしたハリとコシがありつつ、その中に柔らかさもある、素朴で自然な風合いの生地です。リバティプリントの帆布の号数は「11号」で、帆布の中で一番薄くて柔らかい生地になります。帆布の特徴である「とにかく丈夫」は残しつつ、家庭用ミシンでも扱える厚みです。バッグやポーチなど長く大切に使いたいアイテムにもぴったりなリバティ・ファブリックスです。

ナイロンタスランタフタは、ナイロン100%の、程よい弾力性と伸縮性のある繊維の集まりでシワになりにくく、他の生地にはない耐久性を備えています。軽量で、撥水効果もあります。「タスラン」とは、繊維を加工する技術・技法のことで、撚りをかけずに、ふわふわの状態で仕上がった糸を使用することで、かさ高性が生まれ、化繊なのにコットンのような柔らかくナチュラルな雰囲気の素材が出来上がります。ナイロンタスランタフタは、その防水性と耐久性から、過酷な環境下でも安心して使用できるリバティ・ファブリックスです。